今、世界は! 〜戦争を考える・行動〜その2

顧倒 2001年12月 No.216号より掲載
<靖国神社>
そういえば、祖父は遺族だったはずなのに
「靖国神社」の名を祖母から聞いたことは一度も無かった。
ひょっとしたら軍属だから祀られていなかったのかもしれないが。
少なくとも祖母にとっては、
大切な場所ではなかったのではないか。
家の「お仏壇」には、もちろん伯父が祀られてはいたけれど。
本当にみんなの皆の気持ちを聞いてみたい。
それぞれの戦争体験を語ってほしい、聞いてみたい。
このままで、すんなりと自衛隊が海外にを海外に出して、若い自衛官を死なせて、
すんなりと靖国神社に祀らせて、
それで本当にみんないいんだろうか。
本心が聞いてみたい。「おかしい人」だなんて、
「他社をき他者を切り捨てる」
「他者の叫びが聞こえない」人がトップに居てるなんて、
本当に情けない国ではないだろうか。

<ささやかな取り組み>
そんな情けない今にあって、
宗教者として何ができるのか、
大きな課題であり、いろんな取り組みがあるだろう。
このような催しが盛況の内に催されました。
その一つ、僕の知り合いの宗教者たちが上記のような集いを催すことになった。
永六輔さんは、放送タレントで有名だが、東京のお西のお寺の次男坊で、
もちろん仏教を聞いておられ、分かりやすい洒脱な語りで語ってくださる方である。
他には、それこそ小泉首相に「おかしい人」と言われた「靖国訴訟」にも、
大谷派だけで、百人ほどの住職、門徒の方が参加されているし、
12月8日には、下記のごとく如く京都ので市民や宗教者七百人ほどが集まって
「おかしい人」発言に対する、講義の集会や更新がなされた。
今のところ、僕自身がは何かを企てることもなく、ただできれば、
そんな場に参加したりカンパしたりといった程度しかしてないのだけれど、
それぞれ一人一人ができるだけ「広い視野」をもって「今」を「観」て、
自分の足元でできることをやっていくことが必要ではないかなと思う。
お年寄り戦争体験者であれば、とにかくその体験を、
身近な次の世代に語り継いでもううことが、とても大切なことだと思うのだ。

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