年頭の挨拶

2019年 年頭の挨拶

     

 くらべず あせらず あきらめず

昨年の年頭のご挨拶の中で取り上げた、私(住職)の先生のおひとりである、竹中智秀師の文章の 一部を、また今年の年頭の言葉とさせていただきました。

その先生の文章は、

自分自身のしたいこと、しなければならないこと、できることを、
他人とくらべず、あせらず、あきらめず、していこう
 
です。
 

 さて、佛教とは本来、「佛」すなわち「真実に目覚めた人」の「教え」ですから、 「真実教」というコトです。人間であれば誰でもそうである事実を「言葉」に したのが佛教なのです。その言葉の一つで、「無有代者」という言葉が 『仏説無量寿経』にあります。「代わる者有る事無し」と読み、 「私という存在は他に代わる者は無い」という意味です。
  「私は、あらゆる歴史あらゆる社会に於いて、唯一無二の存在だ」 というコトです。「そんなことは言われなくとも知っている」と言われる かもしれませんが。本当に知っているのでしょうか。もし知っていたら、 どうして。いつも自分と他者を比べ、自分が勝っているとか、はたまた 負けているとか、そしてその結果、焦ったり、諦めたりするのでしょうか。 私とは唯一無二なのだから、本来は他と比べるコトなど出来ないコトなのです。 でもしてしまう。これこそ、身を煩わし心を悩ます、煩悩の最大のものです。竹中師の言葉は、そんな 煩悩熾盛の私たちに向けての、最大の注意書きなのです。今も生きて働く、諸佛としての師の言葉を、 また今年も大切にしたいと願い、年頭の挨拶とさせて頂きます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

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